2006.09.30 Saturday
大川市環境シンポジウムが開催されました。
2006年9月30日(土)
13:30〜 大川市文化センター大ホール
大川市環境シンポジウム「有明海の再生をめざして」〜地球環境と有明海〜
内湾であり陸域に囲まれた閉鎖性海域である有明海は、日本一の干満の差による雄大な干潟などの美しい景観と特有な生態系を有し、さらにその恵まれた自然条件ゆえに古くから漁場として、また産業活動や海上交通そして憩いの場として沿岸地域の人々の生活を支え、心に安らぎを恵み続けてきた豊饒の海でした。これは、有明海沿岸地域が共有しうる唯一の財産であり文化でもあります。
しかしながら、豊饒で人々に安らぎを与えてきた有明海で今、貴重な干潟や葦原の喪失などによる環境の悪化が進み、また貴重な生物の生息にも変化が生じており、生物種・個体数の減少や漁獲量の減少が生じております。このままでは有明海の環境はさらに悪化の一途をたどり、ひいては沿岸地域全体の環境にも大きな影響を与えるものと危惧されます。
このような現状を踏まえ、学識者・有識者・行政関係者によるシンポジウム開催をとおして有明海の再生への道筋を探るとともに、有明海が自然と人間との共生の場であることを広く沿岸地域内外にアピールし
ていこうというものです。
<講演>
演題
「有明海再生への道しるべ」楠田哲也 北九州市立大学大学院教授
「地球環境と地域環境」鳩山邦夫 衆議院議員
<パネルディスカッション>
テーマ「有明海の再生をめざして」
●コーディネーター 楠田哲也 北九州市立大学大学院教授
●パネラー 鳩山邦夫 衆議院議員
荒牧軍治 佐賀大学教授
高橋康夫 環境省閉鎖性海域対策室長
角 敬之 福岡県環境部長
植木光治 大川市長
主催:大川市
後援:
福岡県、佐賀県他、有明海に関する26市町、福岡地区水道企業団、
NPO法人有明海再生機構、NPO法人筑後川流域連携倶楽部
新聞社6社、テレビ放送8社、
協力:
有明海がんばれサミット協議会 (以上、案内パンフレットより)
<投稿記事>長月、最後の土曜日、9月30日大川市民センターに於いて大川市環境課&有明海がんばれサミット協議会による、その海の幸を失いつつある宝の海、有明海の再生の為のシンポジウムが開催された。先ず“有明海再生の道しるべ”にて、北九州市立大学教授 楠田哲也先生の、さらに“地球環境と地域環境”として衆議院福岡六区選出の鳩山邦夫先生による基調講演があった。地球規模の環境変化においては、単なる地域の温暖化、異常気象等の生易しい現象では無く、これは明らかに地球気候の変化である事と認知すべし。との提言がなされ さらに、環境省の高橋康夫閉鎖性海域対策室長は九州における閉鎖性海域(洞海湾、大村湾、有明海等)の、其の中でも貧酸素海域の広がりつつある有明海は、夏の赤潮の多発化、さらに海底質の砂質から泥土質化等の諸問題が、この半世紀に渡って深く静かに、風光明媚で五穀豊穣さらに海の幸に恵まれた宝の海。その有明海を虫食んできた事を知って欲しいと結ばれた。 (投稿記事、写真:筑後川まるごと博物館学芸員 坂本泰敏)
13:30〜 大川市文化センター大ホール
大川市環境シンポジウム「有明海の再生をめざして」〜地球環境と有明海〜
内湾であり陸域に囲まれた閉鎖性海域である有明海は、日本一の干満の差による雄大な干潟などの美しい景観と特有な生態系を有し、さらにその恵まれた自然条件ゆえに古くから漁場として、また産業活動や海上交通そして憩いの場として沿岸地域の人々の生活を支え、心に安らぎを恵み続けてきた豊饒の海でした。これは、有明海沿岸地域が共有しうる唯一の財産であり文化でもあります。
しかしながら、豊饒で人々に安らぎを与えてきた有明海で今、貴重な干潟や葦原の喪失などによる環境の悪化が進み、また貴重な生物の生息にも変化が生じており、生物種・個体数の減少や漁獲量の減少が生じております。このままでは有明海の環境はさらに悪化の一途をたどり、ひいては沿岸地域全体の環境にも大きな影響を与えるものと危惧されます。
このような現状を踏まえ、学識者・有識者・行政関係者によるシンポジウム開催をとおして有明海の再生への道筋を探るとともに、有明海が自然と人間との共生の場であることを広く沿岸地域内外にアピールし
ていこうというものです。
<講演>
演題
「有明海再生への道しるべ」楠田哲也 北九州市立大学大学院教授
「地球環境と地域環境」鳩山邦夫 衆議院議員
<パネルディスカッション>
テーマ「有明海の再生をめざして」
●コーディネーター 楠田哲也 北九州市立大学大学院教授
●パネラー 鳩山邦夫 衆議院議員
荒牧軍治 佐賀大学教授
高橋康夫 環境省閉鎖性海域対策室長
角 敬之 福岡県環境部長
植木光治 大川市長
主催:大川市
後援:
福岡県、佐賀県他、有明海に関する26市町、福岡地区水道企業団、
NPO法人有明海再生機構、NPO法人筑後川流域連携倶楽部
新聞社6社、テレビ放送8社、
協力:
有明海がんばれサミット協議会 (以上、案内パンフレットより)
<投稿記事>長月、最後の土曜日、9月30日大川市民センターに於いて大川市環境課&有明海がんばれサミット協議会による、その海の幸を失いつつある宝の海、有明海の再生の為のシンポジウムが開催された。先ず“有明海再生の道しるべ”にて、北九州市立大学教授 楠田哲也先生の、さらに“地球環境と地域環境”として衆議院福岡六区選出の鳩山邦夫先生による基調講演があった。地球規模の環境変化においては、単なる地域の温暖化、異常気象等の生易しい現象では無く、これは明らかに地球気候の変化である事と認知すべし。との提言がなされ さらに、環境省の高橋康夫閉鎖性海域対策室長は九州における閉鎖性海域(洞海湾、大村湾、有明海等)の、其の中でも貧酸素海域の広がりつつある有明海は、夏の赤潮の多発化、さらに海底質の砂質から泥土質化等の諸問題が、この半世紀に渡って深く静かに、風光明媚で五穀豊穣さらに海の幸に恵まれた宝の海。その有明海を虫食んできた事を知って欲しいと結ばれた。 (投稿記事、写真:筑後川まるごと博物館学芸員 坂本泰敏)