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矢部川紀行(連載2)
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    星野川上流域
     星野川は星野の熊渡山一帯を水源とし、星野から上陽の谷水を合わせながら山間を抜け、八女市山内で平野部に流出、八女市祈祷院で矢部川に合流する全長28.5kmの矢部川最大の支流である。山内で山の井堰で分流する山の井用水は八女市、筑後市。三潴郡を灌漑し、城島町で筑後川に注ぐ全長24.5kmの筑後川水系の河川となっている。
     星野は平地が少なく多くの石積の棚田が造られ、日本の棚田百選に指定された広内・上原の棚田をはじめ、土穴、鹿里、椋谷、二双、合瀬耳納の棚田などが風景に彩を添えている。「星と茶」がまちおこしの柱で、村の中心部に近い星のふるさと公園一帯には星の文化館、茶の文化館、星の温泉館、池の山キャンプ場など公共施設が整い、その一角にある平和の塔には広島の焦土から持ち帰った原爆の火が今日まで絶えることなく燃え続けている。また星野は南北朝の時代、大宰府から高良山、耳納山、八女奥部、菊池につながる南朝の拠点であり、懐良親王ゆかりの大円寺や御墓所がある。その他、星野川の源流である不動の滝や千々谷河川公園、棚田の山道から見下す星野のまちなみの風景など星野の自然は見どころいっぱいである。
     上陽の見どころは石橋と水車である。上陽には今も10以上の石橋があり、中でも星野川にかかる洗玉橋、寄口橋、大瀬橋、宮ヶ原橋は一連から四連の石橋で「ひ・ふ・み・よ橋」の愛称で親しまれている。その中で一番古い洗玉橋は阿蘇の通潤橋を造った名匠橋本勘五郎によって明治26年に築造された。星野川の支流横山川の上流八重谷には2基の水車が動いており、更に上流には県の森林百選に選ばれた納又滝(滝の宮不動尊)がある。急峻な星野川沿いには、かって多くの水車が動いていたが、今は八重谷の2基だけで、線香の原料となる杉葉粉製粉のために動いている。上陽には今も数軒の線香工場があるが、水車と線香工場は地域のエネルギーと資源を活用したエコ産業で、一見に値しよう。
     八女市山内の山の井堰と中の井堰は昔ながらの石積の固定堰で、山の井用水沿いには川祭りや水に親しんだ文化が息づいている。また山の井堰の東の長野地区では岩戸山古墳や石橋に使われている阿蘇凝灰岩を加工した石灯籠づくりが盛んである。堰の北側の山には徐福伝説を伝える童男山古墳がある。
    筑後川新聞第54号掲載(2008.08.01)
    (記事、写真:矢部川をつなぐ会事務局長・大隈正登)

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