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矢部川紀行(連載3)
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    矢部川中流域
     八女市柳島で星野川と合流した矢部川は、八女南部の山塊から流れてきた辺春川、白木川を合わせ、飛形山から女山の山麓を船小屋の中の島公園あたりまで、八女扇状地を急峻に流れ下り、有明海の潮が溯上する下流域に至る。この中流域の矢部川(と星野川)には古来多くの堰と用水路が築かれ、筑後川と有明海に囲まれた南筑後の広大な水田地帯を潤し、伝統文化や産業を育くんできた。
     八女市北縁の丘陵部には、徐福伝説のある童男山古墳や古代の筑紫の君磐井の墓といわれる石人石馬に守られた岩戸山古墳などの古墳群が東西に連なり、南側を流れる矢部川には江戸期有馬藩が築いた山の井堰、中の井堰、花宗堰などの昔ながらの石積み堰がある。八女市の中心福島は近世初頭の福島城下町に始まり、在方町として栄えた伝統の白壁の町なみである。市内には手漉き和紙、提灯、仏壇など多くの伝統工芸の工房があり、八女伝統工芸館で一堂に展示している。矢部川河畔の水辺をたどり、地域の生い立ちと川の歴史に思いをはせ、伝統工芸に親しみ、灯篭人形などを楽しむのも一興である。
     立花町は矢部川の南岸から飛形山一帯の地域で、谷川の水を集めた辺春川、白木川が矢部川に注ぐ。矢部川河畔には柳川藩の田尻惣馬が築いた千間土居のきれいな楠林がある。町の中心部兼松には国指定文化財の松延家住宅があり、辺春川上流には黒岩橋を始め多くの石橋があり、白木川上流には中世の周防の守護大名大内家ゆかりの旧大内邸がある。
     広川町は久留米から八女への入口にあり、伝統工芸久留米絣が盛んな町である。中央部を流れる広川は大善寺で筑後川と結び、八女市境の丘陵には石人山古墳がある。
     筑後市の南の境界は矢部川と沖端川であるが、みやま市域が一部北岸に入り込んでいる。これは沖端川をめぐる久留米柳川両藩の歴史の名残で、船小屋、中の島公園、松原堰、沖端川、朝鮮松原など筑後広域公園一帯は矢部川の歴史の舞台である。他に筑後市赤坂のハゼの紅葉も見逃せない。
     みやま市域で矢部川はぐっと緩やかになり、海が近くなる。古代山城といわれる女山の神護石や武装石人が出た石神山古墳、海陸交通の利便の良さなど山門邪馬台国説もある古代のロマンに満ちた地域である。堰の多い矢部川では水運は瀬高まであったようだ。
    筑後川新聞第55号掲載(2008.10.06)
    (記事、写真:矢部川をつなぐ会事務局長・大隈正登)

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